2019年6月14日から始まるコパ・アメリカに、日本代表が20年振りに招待国として参加します。
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今回は、この大会の日本代表メンバーについて予想します。
大迫は招集できない?
アジアカップや、コパ・アメリカなどの大陸別選手権への招集は1年に1回とFIFAで定められています。
したがって、2019年にアジアカップを戦ったメンバーには拘束力がなく、クラブ側に招集拒否権があります。
クラブ側からすると主力選手を代表に派遣することで、一定期間チーム力がダウンすること、そして怪我のリスクが高まることから、主力選手であればあるほど招集には応じたくないという姿勢があります。
代表に派遣するたびに主力選手が怪我をして戻ってくるため「FIFAウイルス」と表現し、ベンゲル元監督などは代表への招集を嫌悪していました。
アジアカップ後に、日本代表のエースである大迫勇也は所属するブレーメンより招集に応じないと早々に日本協会側に通達がありました。
そのため日本はエースフォワード抜きでコパアメリカを戦うことが確定しています。
これは大迫がアジアカップで負傷して戻ってきてしまったことによる、ブレーメンから代表チームへの不信感が招集拒否の原因であると報道されています。
また同じくチームの主力として戦う吉田麻也、長友佑都、南野拓実なども同じく招集拒否される可能性があり、アジアカップで戦った海外組はほぼ使えない可能性があります。
例外的に所属クラブで出場機会を失っている柴崎岳や、武藤嘉紀はクラブ側が派遣を許可する可能性があります。
アジアカップを不参加だった海外組はコパ・アメリカに招集できるため、それにプラスした国内組がメンバーの中心になると思われますが、今回はアジアカップに参加した海外組は除いたメンバーで予想します。
アジアカップ不参加の海外組
ここでアジアカップに不参加だった主な海外組を紹介します。
- 香川真司(ベシクタシュ)
- 岡崎慎司(レスター)
- 昌子源(トゥールーズ)
- 植田直通(サークルブルッへ)
- 板倉滉(フローニンゲン)
- 鎌田大地(シント=トロイデン)
- 宇佐美貴史(デュッセルドルフ)
- 中山雄太(ズヴォレ)
- 久保裕也(ニュルンベルク)
特に所属クラブで存在感を発揮している香川真司や、ゴールという明確な結果を残している鎌田大地などは有力な候補と言えます。
また東京オリンピック世代の板倉滉、中山雄太、またロシアワールドカップで主力として戦った昌子源も有力です。
東京オリンピック世代
コパ・アメリカは東京オリンピック世代が世界の強豪国と戦う上での絶好の機会であること、また森保監督がオリンピック代表監督を兼任していることから、オリンピックを意識して多くの若手選手が入ることが予想されます。
森保監督は代表入りの条件として、Jリーグでレギュラーポジションを掴んでいる選手と明言しています。
そのため今シーズン、Jリーグで主力として活躍を残している、以下の選手たちが候補になると思われます。
- 安部裕葵(鹿島アントラーズ)
- 久保建英(FC東京)
- 三好康児(横浜F・マリノス)
- 杉岡大暉(湘南ベルマーレ)
- 橋岡大樹(浦和レッズ)
- 初瀬亮(ヴィッセル神戸)
鹿島の新10番としての存在感を放つ安部裕葵、FC東京で定位置を掴んでいる久保建英、好調マリノスの原動力となっている三好康児、さらに昨季からベルマーレで結果を残している杉岡大暉は有力候補です。
代表未招集の国内組
東京オリンピック世代には該当しませんが、これまでJリーグで印象的な活躍を残し、代表待望論がありながらも、一度もメンバー入りしていない選手たちです。
海外組がいない今回のコパ・アメリカでは、彼らが試される機会が訪れると思われます。
個人的には以下の選手たちは代表に近いと考えています。
- 中村航輔(柏レイソル)※
- 仲川輝人(横浜F・マリノス)
- 畠中槙之輔(横浜F・マリノス)※
- 大島僚太(川崎フロンターレ)
- 谷口彰悟(川崎フロンターレ)
- 西大伍(ヴィッセル神戸)※
- 古橋亨梧(ヴィッセル神戸)
- 山口蛍(ヴィッセル神戸)※
- 相馬勇紀(名古屋グランパス)
- 山中亮輔(浦和レッズ)
- 清武弘嗣(セレッソ大阪)
- 小野瀬康介(ガンバ大阪)
- 伊藤翔(鹿島アントラーズ)
- 鈴木武蔵(コンサドーレ札幌)※
代表のポジションの課題として、大迫に代わるセンターフォワードが1つの課題です。
そのうえで、これまで一度も招集されていませんが、鹿島アントラーズで結果を残している伊藤翔、コンサドーレ札幌で活躍している鈴木武蔵(※)の選出があるのではないかと予想しています。
それ以外の選手も代表待望論がありますが、特にマリノスの仲川輝人、畠中槙之介(※)の両名は先日の神奈川ダービーでも森保監督の前で印象的な活躍をしており、サプライズ選出の可能性があるのではないかと考えています。
※2019年3月の国際親善試合(コロンビア3/22、ボリビア3/26)で森保ジャパンに初招集されました。
コパ・アメリカに選出予想される日本代表23人は?
以上を鑑みながら23人を予想しました。
GK | 中村航輔 | A代表 |
シュミット | A代表 | |
東口順昭 | A代表 | |
DF | 杉岡大暉 | U22代表 |
昌子源 | A代表 | |
板倉滉 | U22代表 | |
畠中槙之輔 | A代表 | |
山中亮輔 | ||
谷口彰悟 | ||
西大伍 | A代表 | |
MF | 山口蛍 | A代表 |
香川真司 | A代表 | |
三好康児 | U22代表 | |
中山雄太 | U22代表 | |
鎌田大地 | A代表 | |
相馬勇紀 | ||
久保建英 | U22代表 | |
FW | 古橋亨梧 | |
仲川輝人 | ||
安部裕葵 | U20代表 | |
久保裕也 | ||
伊藤翔 | ||
鈴木武蔵 | A代表 |
合わせて読む コパ・アメリカ2019の大会日程と組み合わせ
まとめ
A代表とU22代表の合同チームがコパアメリカに派遣されると考えられるため、今時点の招集状況と見比べるとかなり良い線なのではないでしょうか。
また、本大会メンバーが発表された際に答え合わせをしてみようと思います。
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