元スペイン代表で、ヴィッセル神戸在籍のイニエスタ選手とも一緒にプレーをしていたダビド・ビジャ選手が神戸に入団することが決定しました。
神戸はポドルスキ選手、イニエスタ選手に続いてまたビッグネームを獲りましたね!さすが楽天の三木谷社長、資金力と行動力が違います。
今シーズン神戸は10位に終わっていますが、J2降格圏内をさまよっていました。来シーズンに向けて新たなテコ入れとして、かつてイニエスタとも一緒にプレーしていたスペインの点取り屋FWのビジャに白羽の矢が立ったというわけですね。
今回は、そんなサッカー界の大物選手であるダビド・ビジャが神戸に移籍を決めた理由と、これまでの経歴やプレースタイルについてまとめてみました。
ダビド・ビジャのプロフィール
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J1の最終節が行われた2018年12月1日、ヴィッセル神戸への入団が発表されました。この時点でビジャは36歳。誕生日が12月3日なので、すぐに37歳になりますね。背番号はまだ決まっていません。
名 前 | ダビド・ビジャ |
出身地 | スペイン・ラングレオ |
生年月日 | 1981年12月3日 |
身長/体重 | 175cm/69kg |
所属クラブ | ヴィッセル神戸 |
ポジション | FW |
利き足 | 右足 |
家族 | 妻、長女、次女、長男 |
ダビド・ビジャのクラブ経歴(FCバルセロナにも所属)
ビジャのキャリアは、スポルティング・デ・ヒホンというクラブでスタートしています。主にリーガ2部(セグンダ)を主戦場とするクラブですが、ビジャのほか、ルイス・エンリケといった名選手も輩出しているクラブです。
2003年にヒホンから移籍したサラゴサでリーガ1部(プリメーラ)デビューを果たします。サラゴサもこの年2シーズンぶりに1部に昇格しており、そのチームで初シーズン16ゴールを叩きだしています。
2005年に移籍したバレンシアCFでは、最初の2005-06シーズンでいきなり25ゴールを挙げ、リーガ全体でもサミュエル・エトー(バルセロナ)に次ぐ2位の記録を残しています。
2007-08シーズンにはコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)を制し、移籍後初タイトルを取得しています。
2010年の南アW杯終了後、ビジャは名門FCバルセロナへ移籍します。バルセロナは期待に見合う活躍ができなかったイブラヒモビッチを放出する形となりました。移籍理由は、「タイトルを義務付けられるクラブでのプレーを望んだから」ということで、以下の名言を残しています。
世界最高の伝統と規模を誇るクラブの一員になれるんだ。拒否する理由は僕にはないよ。
その言葉どおり、バルセロナでは数々のタイトルの獲得に貢献します。リーガ制覇2回、コパ・デル・レイ1回、UEFAチャンピオンズリーグ1回、FIFAクラブワールドカップ1回など。
その後、2013年にアトレティコ・マドリーへ移籍すると、アトレティコでもリーグ戦13得点でリーガ優勝に貢献しました。
アトレティコには1シーズンのみ在籍し、2014年には2015年からアメリカのMLS(メジャーリーグサッカー)に参入するニューヨーク・シティへ移籍します。
シーズン開始前にはニューヨーク・シティの関連クラブであるオーストラリアのメルボルン・シティで一時プレーをしています。
ニューヨーク・シティでも年齢を感じさせない活躍で、得点を量産してきました。
そして、2018年12月1日、自身のツイッターでヴィッセル神戸入りを発表しました。
ダビド・ビジャが神戸に入団を決めた理由は?
ビジャはこれまでもいくつものクラブに移籍をしていますが、彼が移籍を決断する際に重視していることは、「自分を絶対必要としていると感じられるクラブの熱意と歓迎の気持ち」だそうです。
そして、それがヴィッセル神戸にはあったということです。
また、イニエスタの存在も大きかったと思います。
イニエスタはビジャより3つ年下ですが、バルセロナでもスペイン代表でも長らく一緒に戦ってきた同志です。
実際、神戸から移籍話がきたときには、イニエスタに電話をして神戸の生活やクラブでの居心地などについて聞いたそうです。
再びイニエスタと一緒にプレーできることはビジャにとっても魅力だったんだと思います。
ダビド・ビジャのプレースタイル
FWのビジャはスペイン代表の歴代最多得点記録を持っています。代表出場98試合で通算59ゴールは、スペインの至宝と呼ばれたラウールの44ゴール(102試合)、現サガン鳥栖所属の神の子と呼ばれたフェルナンド・トーレスの38ゴール(110試合)をはるかに凌ぐ数字です。
また、覚えている人も多いと思いますが、スペインが初優勝を飾った2010年南アフリカワールドカップで5得点をマークし、スナイデル(オランダ)、ミュラー(ドイツ)、フォルラン(ウルグアイ)とともに大会得点王にも輝いています。
この数字を見るだけで、ビジャのゴールへの嗅覚が非常に優れたものだとよく分かりますね。
身長は175cmと高くはありませんが、ゴール前で決定的な仕事ができる選手です。
スピードに乗ったドリブルからのシュート、ゴール前で受けたパスをダイレクトシュート、巧みにトラップしてからの技ありゴール、こぼれ球に一早く反応してのゴールなどストライカーとしての要素を兼ね備えています。
特に、シュートが非常にうまいのがこの選手のストロングポイントです。正面からはもちろん、角度があまりないところからでもゴールを決められます。ゴールキーパーの位置を見て、センターライン付近からの超ロングシュートを決めたこともあります。とにかく隙があれば積極的にゴールを狙っていくゴールゲッターですね!
しかもキーパーが嫌なところに狙って打ってくるので、キーパーにとっては脅威でしかありません。
しかも利き足でない左足でも高いレベルでコントロールできるといったおまけつきです。これはビジャが4歳のときに大腿骨に大怪我を負ったとき、リハビリ中に父親と左足での練習を続けたためだそうです。
【ビジャのスーパープレイが5分で分かる動画】(ASIAN KUNG-FU FOOTBALL様に感謝)
まとめ
ビジャは来シーズン、37歳で望むことになります。サッカー選手としては、特にFWとしては高齢の部類に入りますが、ここぞというときにゴールを決める決定力は衰えていないと思います。
イニエスタ、ポドルスキ、そしてビジャ。年を重ね全盛期は過ぎたとはいえ、熟練したプレーは健在です。彼らがどのように融合するのか非常に楽しみですね。
常に2ケタ得点を叩き出すビジャ、2019シーズンはヴィッセル神戸から目が離せません!
>>2019シーズンのヴィッセル神戸に注目!!

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