FC東京に所属する平川怜選手は、久保建英選手に注目が集まる東京五輪代表候補の一人です。
久保選手の1歳年上ではありますが、国際舞台では久保選手よりも高い評価を得ることもあり、FC東京におけるトップチームデビューも早く果たしています。
2017年の最終節でスタメン出場を果たし、2018年はいよいよレギュラー獲りかと期待されていましたが、シーズン前のトレーニングで大怪我を負ってしまい、シーズン前半を怪我の治療に費やしてしまいます。
怪我から復帰後は、すでにトップチームでの序列が決まってしまっていたこともあり、J3が主戦場となっています。
しかし才能はチームの誰よりも認められるところであり、2019シーズンこそはトップチームでの出場機会増を期待されています。
今回はそんな平川選手のプレースタイルやFC東京での出場機会などについてまとめました。
平川怜のプロフィール
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名 前 | 平川 怜(ひらかわ れい) |
出身地 | 東京都調布市 |
生年月日 | 2000年4月20日 |
身長/体重 | 175cm/67kg |
所属/背番号 | FC東京/40 |
ポジション | MF |
利き足 | 右足 |
平川怜のプレースタイル
技巧派のセントラルMF
平川選手は中盤の真ん中でのプレーを得意とするセントラルミッドフィルダーです。
高いボールスキルで相手のプレスをかわすことができ、ピッチの幅を広く使うパスと、攻撃のスイッチとなる縦パスを効果的に使い分けることができます。
さらに守備時も泥臭く相手選手からボールを奪うこともできるため、攻守に総合的な能力が高い選手であると評価されています。
FC東京でも飛び級でトップチームの練習、試合に参加しており、J3での出場機会も得ていることから、久保選手と並ぶFC東京の宝と言える才能です。
日本のイニエスタ?
柔らかなボールタッチ、確かな判断力から平川選手のプレースタイルをイニエスタ選手に例える声が数多くあります。
平川選手のプレー映像をみると、確かにイニエスタ選手を彷彿とさせる柔らかいボールタッチをする選手であることが分かります。
イニエスタ選手もセントラルミッドフィルダーからフォワードまで多くのポジションを高いレベルでこなせる選手ですが、もしかすると平川選手も将来的に前線のポジションにプレーエリアを変更することもあるかもしれません。
注目を集めたのはAFC U-16選手権2016
平川選手はU-15日本代表から、この世代の代表常連選手ですが、注目を集めたのはAFC U-16選手権2016での活躍です。
この大会は日本のサッカー関係者の注目を集めた大会でした。
なぜなら、バルセロナからFC東京に帰国を果たした久保選手が、初めて日本代表の国際トーナメントのメンバーとして戦うことが決まっていたからです。
この注目を集めた大会で、平川選手はチームの中心として印象的な活躍を残し、久保世代に「平川怜あり」ということを強く印象付けました。
この大会、チームは準決勝で敗退しますが、前評判通り久保選手はチーム得点王となる4得点を上げ、さすがの活躍を残します。
にもかかわらず、敗戦後の公式記者会見の場で外国人記者からは「大会ベストプレーヤーは(久保ではなく)日本の4番(平川)なのでは?」という質問が飛び出していました。
この大会で平川選手は、その高いテクニックで日本の中盤を支配しており、前線に効果的なパスを送り続けていました。そして守備でも体を張って相手からボールを奪い続けていたその姿は、まさに獅子奮迅の活躍でした。
その印象が先の外国人記者からの質問に繋がったと言えます。
FC東京での出場機会は?
FC東京はU23チームを持っていることもあり、これまでの主戦場はJ3です。
しかし、高校2年生からプロの舞台での試合経験を積んでおり、2年目の序盤を怪我で棒に振ったとはいえ、J3では17試合でスタメンフル出場を果たしており、既に主力選手となっています。
トップチームでライバルになるのは、高萩洋次郎選手、橋本拳人選手ですが、長谷川監督は橋本選手を攻守にハードワークできるため重宝しており、プレースタイルが最も被るのは高萩選手です。
その高萩選手も32歳とフル出場が難しい年齢になってきており、平川選手のチーム内における序列も上がってきていると思われます。
まずはシーズン前のキャンプで、どれだけ長谷川監督にアピールできるかが2019年シーズンの出場機会を掴むための鍵になってくると思われます。
平川怜のほかにも逸材揃いの00世代
平川選手は00世代を代表する選手ではありますが、この世代は他にも有望な若手選手が数多くいます。
高校生にして、既にJリーグデビューを果たしているのは、以下の選手達です。
久保建英 | FC東京 | 2001.6.4生 |
平川怜 | FC東京 | 2000.4.20生 |
中村敬斗 | ガンバ大阪 | 2000.7.28生 |
谷晃生 | ガンバ大阪 | 2000.11.22生 |
菅原由勢 | 名古屋グランパス | 2000.6.28生 |
福岡慎平 | 京都サンガ | 2000.6.27生 |
小林友希 | ヴィッセル神戸 | 2000.7.18生 |
山田寛人 | セレッソ大阪 | 2000.3.7生 |
※宮代大聖(2000.5.26生)は川崎フロンターレ初の高校生でのプロ契約選手となりましたが、まだJリーグでの出場はありません。
Jリーグが好きな方であれば一度は耳にしたことのある名前なのではないでしょうか。
非常にもったいないのは、久保建英選手を除いて全員が東京オリンピック世代(1997-2000生)であることです。
2000年生まれの彼らは東京の次のパリ五輪は24歳で迎えるため、オーバーエージ枠での出場を目指すことになってしまいます。
東京オリンピックのメイン世代である1997〜1999生まれの選手達よりもタレントとしては豊富であると言えるのにも関わらず、東京オリンピックを20歳で迎えるため、最も不利な年代と言えます。
まとめ
逸材揃いの00世代の中でも、さらに中心選手として活躍する平川選手。
しかし、早熟の天才も数多くおり、これから成功を掴めるかどうかは平川選手の活躍次第です。
東京オリンピック、カタールワールドカップでのメンバー入りに向けて頑張ってほしいですね。
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