大分の片野坂監督が有能すぎ!名将に仕えた経歴とJ1へ導いた戦術は?

監督

2019シーズン前のJ1順位予想では、解説者から軒並み最下位予想とされることがほとんどだった、大分トリニータ。

しかし、戦前の予想を覆す大健闘で、16試合を終えて勝点26の6位に位置しています。

 

J1でも最下位とされる補強予算の中で、これだけの健闘を見せることができている最大の要因は片野坂知宏監督の指導者としての手腕でしょう。

片野坂監督は大分の監督として4シーズン目となりますが、就任当初はJ3に所属しており、わずか3年間でチームをJ1に導いています。

 

そんな有能すぎる片野坂監督の経歴と、J3からJ1へ導いた戦術などについてまとめました。

 

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片野坂監督の経歴

 

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片野坂監督は、現役時代のほとんどを柏レイソルで過ごしています。

そのため、片野坂=柏レイソルというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

 

選手生活の晩年は大分トリニータで過ごしており、2003年に大分で引退したのちに、大分のスタッフとなり、スカウトやユースチームのコーチを務めました。

このスカウト時代に元日本代表DFの森重真人を入団させていることから、当時から選手を見る目はかなりあったようです。

森重も片野坂監督のことを、「プロへの道を切り開いてくれた恩人」と語っています。

 

大分でスタッフとしてのキャリアを重ねると、2006年にJ1の監督就任に必要なS級ライセンスを取得しました。

選手引退後のキャリアをサポートしてくれた大分に対し、片野坂監督は大きな恩義を感じており、それが後の監督就任に繋がります。

 

2007年以降はガンバ大阪、サンフレッチェ広島にてコーチを歴任しますが、注目すべきはそのタイトル数です。2015年までに実に11個もの国内タイトルを獲得しています。

師事していた監督も名将揃いであり、この監督たちの下で仕事をしていた片野坂監督が、監督として成功している理由も頷けます。

 

<指導者経歴>

シーズン 在籍(肩書) 当時の監督 成績
2007 ガンバ大阪コーチ 西野朗 ナビスコカップ
2008 ガンバ大阪コーチ 西野朗 ACL、天皇杯
2009 ガンバ大阪コーチ 西野朗 天皇杯
2010 サンフレッチェ広島コーチ ペトロヴィッチ なし
2011 サンフレッチェ広島コーチ ペトロヴィッチ なし
2012 サンフレッチェ広島コーチ 森保一 J1リーグ
2013 サンフレッチェ広島コーチ 森保一 J1リーグ
2014 ガンバ大阪ヘッドコーチ 長谷川健太 J1リーグ、天皇杯、ナビスコ
2015 ガンバ大阪ヘッドコーチ 長谷川健太 天皇杯
2016 大分トリニータ監督 片野坂知宏 J3優勝(J2昇格)
2017 大分トリニータ監督 片野坂知宏 J2 9位
2018 大分トリニータ監督 片野坂知宏 J2 2位

 

改めて一覧でみてみると、片野坂監督はコーチとして、2012年から2014年に掛けてJ1リーグを3連覇していることになります。

 

<大分トリニータ監督就任>

コーチとして優秀な結果を残していた片野坂監督のもとには、J1、J2からも指導者としてのオファーが数多くあったと言われますが、あえてJ3に降格した古巣大分を監督キャリアのスタートとして選びました。

 

2015年の大分はクラブ史上初のJ3に降格しており、J1に所属したことがあるチームがJ3に降格することは史上初のことでした。

翌シーズンの成績が悪ければ、チームの存続も危ういという状況で、簡単に手を挙げることができる監督はいなかったと思われますが、その際に「大分に恩を返すときが来た」と、大分トリニータの監督に就任したのが片野坂監督です。

 

大分の監督就任後は2016年にJ3優勝を果たして、1年でのJ2復帰を果たし、2018年にJ2の2位となり自動昇格枠でのJ1復帰を決めています。

 

片野坂監督の戦術とは?

 

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今季の大分のサッカーを見るとわかりますが、とにかくゴールキーパーからボールを繋ぎながらゴールを目指す攻撃的なサッカーを展開しています。

 

3-4-2-1のシステムを採用しており、それはさながらペトロヴィッチ、森保監督時代のサンフレッチェ広島を彷彿とさせます。

実際、片野坂監督はペトロヴィッチ監督の戦術を、自身の理想とするサッカーとして掲げており、大きな影響を受けているようです。

 

大分トリニータは、予算規模の制約上、チームの絶対的なエースと呼べる選手を外部から獲得することができません。それを補うために、一人に頼った戦術ではなく、チーム全体で点を取る戦術を採用していると言われます。

 

実際に、2018シーズンのJ2リーグにおいて、大分は76得点でJ2トップの得点数を誇りましたが、個人に目を向けてみると、トップ3は24点の大前(大宮)、22点のオナイウ(山口)、19得点の船山(千葉)であり、大分の選手は出てきません。

しかし、その代わりにチームには4人の2桁得点者がいました。それが藤本(12点)、馬場(12点)、後藤(10点)、三平(10点)です。

これは大分が決まったエースに点を獲らせる戦術ではなく、チーム全体で得点を取っていることの証明に他なりません。

 

片野坂監督は名将か?

大分トリニータでここまで残している実績、2019年シーズンもJ1で上位争いをしていることから、間違いなく名将と言えるでしょう。

特に、限られた予算の中で戦えているということは監督して非常に有能であるということを証明していると言えます。

 

今後、片野坂監督がどのような指導者キャリアを歩むのかは分かりませんが、もし浦和レッズ、FC東京など予算規模が大きいクラブの監督に就任した場合、どのような結果を残すことができるのかは非常に楽しみです。

 

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