川口能活の引退理由。引退後は指導者?マイアミの奇跡などの栄光とともに。

川口能活 GK

今シーズン限りで現役引退を表明していた相模原SCの川口能活選手(43)が、12月2日に行われたJ3最終節で3カ月ぶりの先発出場で完封勝利を納め、自ら有終の美を飾りました。

 

43歳での現役引退。出場機会が減りながらも、モチベーションを下げずここまでプレーし続けてきた努力には敬意を表します。

 

川口が日本サッカー界に残したインパクトと功績は、これからも人々の記憶に刻まれ後世に語り継がれていくでしょう。

 

そんな川口能活が引退後はどういった道を歩むのでしょうか。これまでのスーパーセーブの数々、特に「マイアミの奇跡」と呼ばれるブラジル五輪代表を完封勝利した試合や、アジアカップのヨルダン戦でのPK戦での連続セーブなども一緒に振り返ってみたいと思います。

 

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川口能活の引退理由。引退後は指導者へ

J3最終節の鹿児島戦で3カ月ぶりに先発した川口は、ピンチを何度も防ぎ完封で勝利に貢献しました。試合終了のホイッスルが鳴った後、センターサークルへ戻る川口の目には涙があったのが印象的でした。

 

試合後の引退セレモニーでは、日本代表で仕えた岡田元監督、ジーコ元監督をはじめ、長51歳でなお現役を続ける三浦知良選手、長友佑都選手からのメッセージや、ともに代表GKとして切磋琢磨した楢崎正剛選手が駆け付けるなど、川口の引退というのは日本サッカー界において大きなニュースであり、寂しくもあるシーンでした。

 

セレモニーでの川口のあいさつでは、こんなコメントがありました。

まだ余力はあります。ただ、この余力をまた別の立場で、日本のサッカー界の発展に貢献していきたいと思います。

 

確かに、最終戦でのセーブをみれば現役としてまだやっていくことも可能だと思います。

ただ川口としてはまだ余力があるうちに、次のステップに進みたかったのかもしれません。

 

引退については、ここ1,2年ずっと考えていたようです。サッカーを続けたい思いも強かったですが、今の日本代表が川口がいたころよりも上のステージに上がったと感じたことで、選手としてではなく違った形で貢献したいという気持ちの方が強くなったことが引退を決意した理由だそうです。

 

11月14日に行った引退会見では、引退理由について以下のようにコメントしています。

今年のロシア・ワールドカップをはじめ、日本代表の戦い、各カテゴリーのアジアでの戦いぶりを見まして、僕が代表でプレーしていた時よりも、上のレベルというか、世界で戦える日本のサッカーになってきているなと思ったんですね。その状況の中で、また違った形で貢献したいなと。日本サッカーに、自分が選手としてではなくて、違った形で貢献したいという思いが強くなって、それで引退する覚悟を決めました。

 

引退後は指導者として、進化し続けるサッカーに携わっていきたいようです。

自分はやっぱりサッカーでここまで人生を歩んできたので、やはり現場で指導者として、自分の経験したことを伝えたい。サッカーは常に進化していますから、自分も指導者として、そのための勉強をしていきたい。指導者としての歩みを始めたいと思っています。
(11月14日の引退会見より)

 

若いころから常に第一線で活躍してきた豊富な経験と、川口ならではのGK理論を今の若いGKに伝えていって欲しいですね。

特に、昨今はJリーグのゴールキーパーに韓国人が多いのが気になります。ゴールキーパーは一度レギュラーに定着するとなかなか交代することがありません。

日本サッカーをもっと強くするためにも、日本人GKの育成に力を入れてほしいと思います。

第2、第3の川口が出てきたら面白いですよね。

 

川口能活といえば「マイアミの奇跡」と「アジア杯ヨルダンとのPK戦」

マイアミの奇跡とは

1996年アトランタオリンピックでブラジル五輪代表を1-0で撃破して世界中に衝撃を与えた一戦のことです。

その時の日本五輪代表GKとして神がかりなビッグセーブを連発して日本のピンチを救ったのが川口能活でした。

ロベルト・カルロス、ベベットらスーパースターによる28本ものシュートを、運も味方につけながら抑えたスーパーセーブの数々は伝説です。

 

【マイアミの奇跡の立役者】

 

アジアカップ2004ヨルダン戦でのPKとは

準々決勝でのヨルダン戦は1-1でPK戦に突入。

最初のキッカーの中村俊輔、2番目の三都主が、芝で足を滑らせシュートが大きくゴールを外れるというまさかの展開。

ここでキャプテンの宮本恒靖が主審にかけあってエンドを反対のゴールに変更されたことをきっかけに、流れが日本に傾きます。

ヨルダンの4人目に決められたら日本の敗退が決定する大一番、川口のビッグセーブが炸裂します。

続く5人目は相手が外し、サドンデスに突入。

日本の6人目の中澤佑二が止められまたもや絶対絶命のピンチで、川口が再びビッグセーブ。

最後相手の7人目は川口の気迫に押され、ポストを直撃し、日本がPK戦で大逆転を演じました。もちろんその立役者は川口に他なりませんでした。

実はこの試合、川口にとってはA代表で初のPK戦だったそうです。

マイアミの奇跡のときのように、何かが乗り移ったかのような神がかり的なセーブ。川口に魅力はそんなところにありました。

 

【ヨルダン戦のPK戦(10分ですが、今見てもハラハラドキドキ)】

 

まとめ

積極果敢に前に飛び出すプレースタイルの川口能活でしたが、今の日本の選手で近いのが柏レイソルの中村航輔だと思います。23歳の中村も若いときに川口のプレーをみて影響を受けた選手の一人です。

今後は、川口イズムを若い選手に継承するべく、指導者としても活躍してほしいと思います。川口が育てたGKを日本代表で見てみたいですね。

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