マリノス優勝の要因はマンCが関係?苦悩を乗り越え15年ぶり4度目!

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2019シーズンのJ1リーグは横浜Fマリノスの優勝で幕を閉じました。

マリノスにとっては、2004年シーズン以来となる15年振り4回目となる優勝であり、サポーター、関係者にとっては長らく待ち望んだ優勝でした。

 

それは、優勝決定戦となった最終節で歴代1位となる約64,000人の観客が集まったことからも窺えます。

マリノス優勝の最大要因は、マンチェスターシティを彷彿とさせる最先端の攻撃的戦術と、外国人枠の最大活用と言われています。

 

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マリノスの転機となったマンチェスターシティとの業務提携

マリノスがマンチェスターシティと業務提携を行ったのは2014年です。

2013年シーズンのマリノスはリーグ2位でしたが、その戦術は一部のスター選手に大きく依存するものでした。

中村俊輔、中澤佑二が強い存在感を示していましたが、逆に言うと2人がいない場合の勝率が極端に落ちてしまうことが弱点で、実際に中村俊輔不在の試合で勝ち点を積み上げることができなかったことが最終結果にも響きました。

 

マンチェスターシティとの業務提携は、シティグループが世界的な拡大を進める中で、日本のクラブとして白羽の矢が立てたのが横浜Fマリノスだったと言われています。

ちょうど特定の選手に依存しない戦術に転換をしたかったマリノス側と、日本の市場を手に入れたかったシティグループとの思惑が一致し、両社は5年間の業務提携を結ぶことになりました。

 

しかしシティグループとの提携も当初はうまく行かず、選手側、サポーター側からの反発も大きいものでした。選手側の顕著な例が中村俊輔と齋藤学でしょう。

 

2年連続での10番移籍

シティグループの紹介で監督に就任したエリク・モンバエルツ監督は、若手を積極起用し、これまでのベテランは冷遇されることになりました。

前年まで絶対的な存在であった中村俊輔も、天野純の台頭によりポジションを失い、2017シーズンにジュビロ磐田への移籍を決断します。

退団時に中村は「マリノスで楽しくサッカーができなくなった」と報道陣に口にしており、サポーターから絶大な人気を誇っていたが故に、サポーターからのチームへの反発も大きくなりました。

 

2018シーズンには、中村俊輔から10番を引き継いだはずの齋藤学が、川崎フロンターレへの移籍を発表し、2年連続で10番が他チームに移籍する事態になりました。

今度は「マリノスが強くなるイメージが沸かない」とチーム批判とも取れる言葉を口にして退団したことで、外部からはマリノスの内部崩壊が連日報道されました。

 

特にこの2人が2年連続で移籍したことで、古くからの日産ファンからは、「マリノスを壊すシティグループは出て行け」というような意見も見られるようになりました。

 

2018年の残留争い、マリノス降格の危機

 

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エリク・モンバエルツ監督を引き継いだアンジェ・ポステコグルー監督は、マリノスに攻撃的な意識を植え付け、リーグ2位となる56得点を叩き出しますが、失点数もリーグ15番目となる56失点で安定感のない戦いを続けました。

一度もJ1に降格をしたことがない名門の残留争いをみて、来シーズンは降格候補の筆頭とみて、2019シーズン前に降格候補に挙げる評論家も少なくありませんでした。

 

そんな中、チームの未来を信じ続けたのがマリノスサポーターであり、どんなに連敗をしても、どんな負け方をしても、試合後にブーイングをすることはありませんでした。

それは1年目のポステコグルー体制は安定感こそなかったものの、これまでのマリノスにはなかった攻撃的な姿勢と、それに必死に適応しようとする選手たちの姿があり、成績こそ上がらなかったものの、サポーターの心は十分に掴んでいたのです。

 

監督の解任論も囁かれる中、「We trust our Boss」という横断幕を掲げ、最後までチームの方針を支持したサポーターに対し、2018シーズン最後の挨拶でポステコグルー監督は「来年はチャンピオンとして、この場の挨拶をする」と宣言し、サポーターへの感謝を口にしました。

 

マリノス、進撃のトリコロール

2年連続の10番流出、2018年シーズンの残留争いを経て、2019シーズンのマリノスは攻撃的な姿勢で15年ぶりのシャーレを手にします。

 

選手たちの頑張りも特筆すべきですが、今回はフロントの強化策が実ったシーズンと言えます。

ポステコグルー監督が就任してから獲得した選手たちが大当たりし、全ての選手がチームの主力としての活躍を見せました。

これにはシティグループの情報網と、監督のサッカーに合わせた選手を獲得するという明確な方針があったからと言えます。

事実、マリノスはJ1からの有名選手はほとんど獲得しておらず、まだ日本でプレーしたことのないブラジル人や、J2、J3でプレーしていた選手たちを積極的に活躍し、チームの主力として導いています。

 

<ポステコグルー監督就任以降に獲得した主力選手>

  • チアゴ マルチンス(パルメイラス)
  • 畠中槙之輔(東京ヴェルディ)
  • 朴一圭(FC琉球)
  • マルコス ジュニオール(フルミネンセ)
  • エリキ(パルメイラス)
  • マテウス(名古屋グランパス)
  • エジガル ジュニオ(バイーア)
  • ティーラトン(ムアントン ユナイテッド)
  • 広瀬陸斗(徳島ヴォルティス)
  • 和田拓也(サンフレッチェ広島)
  • 三好康児(川崎フロンターレ)
  • 大津祐樹(柏レイソル)

 

ポステコグルー監督が獲得した象徴的な選手が朴一圭でしょう。

J3の琉球からの移籍でしたが、当時朴を獲得しようとしたクラブは、J1はおろかJ2でさえ、なかったと思われます。なぜなら朴は在日韓国人となるため、貴重な外国人枠を使ってしまうためです。

しかし、朴は不動の守護神であった飯倉からポジションを奪うと、チームの絶対的な存在として、その足下の技術と思い切った飛び出しでチームのJ1制覇に大きく貢献しました。

朴の例はチームがこれまでの実績や、ネームバリューで獲得選手を選んでいないこと、また下部リーグに所属する選手たちにも希望を与えたはずです。

 

2020シーズンに向けて

早々にポステコグルー監督の契約更新が発表されたことから、チームの方針として来季もブレないということが明確になり、新たな選手獲得については早くから動くことができるようになります。

継続性を持たせることができているので、来シーズンは優勝候補の筆頭としてシーズン開幕を迎えることでしょう。

 

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