ポルトガルのポルティモネンセに所属する中島翔哉選手、現地での評価がうなぎのぼりです。
10月8日のポルトガル3強の1つであるスポルディング・リスボンで、圧巻の2ゴール2アシストで4-2の勝利に大貢献しています。
そうなると出てくるのが、中島翔哉の移籍に関する話題。現地のポルトガルでは、信憑性は定かでありませんが、これまでいくつもの移籍先候補のクラブ名が報道されています。
そこには誰もが知っているビッグクラブの名前も・・・
ポルトガルで大ブレーク
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中島翔哉に移籍の話題が出てくるのは、彼が活躍し続けているからに他なりません。一時的な活躍ではここまで移籍の話題は出てきません。
中島翔哉は2017年8月に、JリーグのFC東京から期限付きでポルトガル1部のポルティモネンセに移籍しました。
移籍1年目のシーズンは公式戦33試合で10ゴール12アシストという驚異的な数字を残しています。
2ケタ得点というのはかなり成し遂げるのが難しく、あの“半端ない”大迫勇也選手でさえ、昨シーズンはケルン(ドイツ)で25試合で4得点しかありません。
所属リーグのレベルの差があるにせよ、中島翔哉が1年目で10ゴールを挙げたことはきっとクラブ首脳陣も現地のファンも相当な驚きだったんじゃないでしょうか。しかも12アシストというチームへの貢献度も非常に高い数字を残しています。
完全移籍した今シーズンからは、ポルティモネンセで背番号10を背負うことになり、クラブの中島翔哉への期待の高さが見て取れます。
開幕から4試合はノーゴールと苦しみましたが、5節での初ゴールを皮切りに、10月8日のスポルディング・リスボン戦終了時点で、リーグ戦7試合で4ゴール3アシストという結果を出し続けています。
ドイツの移籍専門サイト「transfermarktt」によると、中島翔哉の推定市場価格は、同じく日本代表の酒井宏樹と並んで現代表中トップの800万ユーロ(約10億5千万円)と評価されています。
このように、中島翔哉の活躍に比例して評価も急騰し、冬の移籍市場を賑わすことは間違いありません。
中島翔哉の移籍先候補11選、それとも・・・
夏の移籍市場では、ロシアワールドカップで活躍したネイマールやムバッペが所属するフランスの強豪パリ・サンジェルマンをはじめ、スペインのアトレティコ・マドリード、ウクライナの名門シャフタル・ドネツク、同じくポルトガル1部の強豪FCポルトやスポルディングなどが獲得へ興味を示したと伝えられています。
これに対して、ポルティモネンセは移籍金を2000万ユーロ(約26億円)に設定して、実際“800万ユーロ(約10億4千万円)のオファーを蹴った”とポルティモネンセの会長がコメントしています。
今年4月にはポルトガルの地方紙で、2000万ユーロ(約26億円)でレアル・マドリードへ移籍か?といった報道がされたようですが、実現可能性は低いながらも完全には否定はできませんね。
今年、中島翔哉の獲得へオファーがあったのは18件あったと現地のメディアが報道していますが、獲得へ興味を示したクラブとしてこれまで名前が挙がったクラブを11件ご紹介します。
クラブ名 | 国 | 主なタイトル | |
1 | パリ・サンジェルマン | フランス | リーグ・アン7回 |
2 | アトレティコ・マドリード | スペイン | リーガ・エスパニョーラ10回 |
3 | レアル・マドリード | スペイン | リーガ・エスパニョーラ33回 |
4 | セビージャ | スペイン | リーガ・エスパニョーラ1回 |
5 | シャフタール・ドネツク | ウクライナ | ウクライナ・プレミア11回 |
6 | FCポルト | ポルトガル | プリメイラ・リーガ28回 |
7 | スポルディング | ポルトガル | プリメイラ・リーガ18回 |
8 | ベンフィカ | ポルトガル | プリメイラ・リーガ36回 |
9 | ドルトムント | ドイツ | ブンデスリーガ8回 |
10 | ヴォルフスブルク | ドイツ | ブンデスリーガ1回 |
11 | チェルシー | イングランド | プレミアリーグ6回 |
名立たるクラブばかりですね!
この中から移籍先が決まるのか、それとも本人が行きたいところが別にあるのか・・・
中島は過去に、”バルセロナに行きたい”という発言をしています。また、中島の理想とする選手は、バルセロナの10番「リオネル・メッシ」だとも言っています。
中島翔哉が求める環境とは
中島翔哉は移籍問題について以下のようにコメントしています。
- ポルティモネンセからのステップアップに関しては、「今はそこまで真剣には考えていません」
- 「もちろん将来行きたいチームはあります」
- 具体的な候補は「いくつかある」とし、重視するのは「そのチームがどういうサッカーをするか、楽しくサッカーができるかどうか」であり、「もし、そうした候補のチームからタイミング良く声が掛かれば、移籍すると思います。」
これらのコメントから読み解くと、
- 現在ポルティモネンセでサッカーを心から楽しみ充実している。
- ただ、現状に満足しているわけではなく、さらに上を目指し、自分の求めるスタイルに合って楽しくサッカーができる環境であれば、移籍したいと考えている。
- 一貫しているのは、『サッカーを楽しむ』ということ。
中島選手のインタビューでよく出てくる言葉は、「サッカーを楽しむ」なんですね。
こちらの動画も見てみてください。(短い動画です)
9月11日のコスタリカ戦後のインタビューでも「楽しくサッカーができた」とコメントしています。
中島翔哉が求める環境とは、楽しくサッカーができ、自分を成長させてくれる環境だといえると思います。
中島翔哉はどこに移籍すべきか
中島翔哉本人は、自分が求める環境があれば移籍を希望しています。
ただ、ポルティモネンセとの契約は2020年までとなっており、4000万ユーロ(約52億円)の違約金が設定されているようです。
ポルティモネンセ副会長のポンテ氏(元浦和レッズ)は、「引き留めるのは難しいが、拒否できないようなオファーがなければ手放さない」と言っています。
この問題が解決できるならば、是非とも早い段階で移籍を実現してほしいと思います。
移籍先は、乾貴士選手が所属するリーガ・エスパニョーラ(スペイン1部)がふさわしいのではないでしょうか。
乾貴士と中島翔哉、なんとなく似ている気がしませんか。
- 心からサッカーを楽しんでいる。
- 自分から仕掛けていける(ドリブルが得意)
- 攻撃センスが抜群
- 身長が低い(乾169cm、中島164cm)
乾貴士が活躍しているリーガで、中島翔哉が活躍する姿を見てみたいと思っているのは私だけじゃないはずです。
毎回試合に出られる現実的なチームを選択してほしいと思います。試合に出られなきゃ移籍した意味がないですからね。
11の移籍先候補の中から見てみますと、レアル・マドリードは非現実的として、アトレティコ・マドリード、セビージャが浮上してきます。
アトレティコ・マドリードにはロシアワールドカップでも大活躍したフランスのグリーズマンがいます。中島にとって非常に刺激があり魅力的なチームであることは間違いありませんが、ポジション争いは相当厳しいものになると予想されます。
セビージャもたまに優勝争いに絡んでくる強いチームですが、試合に出られるかという意味ではアトレティコ・マドリードより現実的かなと思います。試合に出て楽しむという意味でも、中島にとっては良い選択かもしれませんね。
おそらく向上心の高い中島自身も、”将来行きたいチーム”としてスペインのクラブが候補に入っていることは十分に考えられます。
以上から私は中島翔哉の移籍先は、スペインのセビージャであると予想します!

まとめ
中島翔哉は現在24歳です。世界を見渡すともっと若い選手が、大きな舞台でたくさん活躍しています。
次の2022年カタールワールドカップでは28歳。このまま行けば間違いなくカタールW杯の中心選手になるはずです。
サッカーバカで、サッカーのことばかり考えて、常に努力し上を目指す選手なので、早い段階で決断して、次の高いステージに進んでほしいと思います。
2019.1.31追記:移籍先のカタール・アルドゥハイルについて

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