「半端ない」活躍で日本代表のエースとして君臨する大迫勇也選手。
今年の流行語には大迫のワールドカップでの活躍もあり、この「半端ない」がノミネートされました。
大迫の日本代表における存在価値は、吉田麻也、長友佑都、中島翔哉よりも高く、大迫勇也なしでは日本の攻撃が機能しないといっても過言ではありません。
彼は一見するとエリート街道を歩み続けているように見えますが、U-17ワールドカップの落選、ロンドンオリンピック代表メンバーの落選と大きな挫折も味わっている選手です。
今回は、そんな大迫勇也のプレースタイルや経歴、美人な奥さんなどについてまとめました。
大迫勇也のプロフィール
View this post on Instagram
ロシアW杯でゴールを決め、「大迫、半端ないって!」が再フィーバー。地元、鹿児島城西高校時代から超高校級の選手として有名だった大迫もアラサーになっています。奥さんは2014年に結婚したモデルの三輪麻未さん。
名 前 | 大迫 勇也(おおさこ ゆうや) |
出身地 | 鹿児島県加世田市(現南さつま市) |
生年月日 | 1990年5月18日 |
身長/体重 | 182cm/71kg |
所属/背番号 | ブレーメン/8 |
ポジション | FW |
利き足 | 右足 |
家族 | 妻(モデル:三輪麻未)、長女 |
大迫勇也の半端ないプレースタイル
大迫といえば、なんといっても正確なポストプレーが代名詞です。
もともとテクニックが高い選手でしたが、ドイツに渡ってからはさらにフィジカル、体の使い方の両面で大きく成長しており、今では屈強な外国人ディフェンダー相手でも確実にボールを収めることができます。
ボールを収めた後のキープ力も高く、めったにとられないのも持ち味です。
また収めるだけではなく、ターンで相手をかわす技術もあり、視野も広いため攻撃の起点にもなれます。
そのポストプレーには場内、テレビの前から感嘆の声が漏れることも多く、大迫が起点になれるからこそ、2列目の選手が活きてきます。
中島、堂安、南野の3人が今の日本代表で注目されていますが、彼らがのびのびとプレーできているのは大迫のおかげです。
大迫のレベルでポストプレーができる選手は日本人にはおらず、このことが大迫を外すことができない1番の理由です。
過去の日本代表においては、鹿島アントラーズの先輩である鈴木隆行がタイプとしては近いと思いますが、彼よりもキープ力が高く、得点力があるのが大迫といって良いでしょう。
【必見!大迫の半端ないプレーがよく分かる13分動画】(ぷあたんアカデミー様に感謝)
大迫勇也の半端ない経歴
鹿児島城西高校時代
鹿児島県の出身であり、「半端ない」というフレーズで有名になったのは、鹿児島城西高校のメンバーとして出場した第87回全国高校サッカー選手権での準々決勝での活躍です。
大迫の2得点を含む6得点を奪われて敗れた滝川二高のキャプテンがロッカールームで涙ながらにしゃべった言葉「大迫半端ないって。後ろ向きのボールめっちゃトラップするもん。そんなんできひんやん、普通。」があまりに印象的であったため、10年以上経った今でも「大迫=半端ない」というフレーズがメディアでも頻繁に使われます。
なお、この大会で鹿児島城西高校は準優勝を果たし、大迫自身も一大会最多得点となる10得点を記録しています。
私も当時リアルタイムで見ていて、大迫の高校生離れしたプレーをたの記憶がありますが、ここまでフィーバーするとは思いませんでしたね。
半端ない動画のフルバージョンを確認してみてください。言った本人も悔しがりながらも尊敬の念を抱き、監督のコメントもユーモアたっぷりです。
鹿島アントラーズ(2つの大きな挫折からの復活劇)
高校卒業後はJリーグの名門、鹿島アントラーズに入団します。
入団当時、鹿島の関係者は大迫を柳沢敦以来の逸材であると評価していたようです。
1年目は34番を背負ってプレーしますが、ここでいきなり1年目からリーグ戦で6得点を奪う活躍を見せます。
2年目には内田篤人以来となる、高卒2年目での1桁番号(9番)をクラブから与えられており、大迫への高い期待が伺えました。
※内田篤人は1年目に22番、2年目から2番を背負っています。
しかし2年目以降は期待されたほどの成績を残すことができず、3シーズン合計で18得点に終わってしまいます。
さらに追い討ちを掛けるように2012年にはユース年代から絶対的なエースとして君臨していたロンドンオリンピック代表の本戦メンバーから落選してしまいます。
U-17ワールドカップでも大会直前に落選するという悔しい思いをしており、ユース年代では2つの大きな挫折を味わうことになります。
大迫のロンドンオリンピックメンバーからの落選は日本でも大きなニュースとなりました。このとき、大迫の代わりに選ばれているのは19歳であった杉本健勇です。
しかし大迫はこの落選から奮起し、翌年2013シーズンは19得点を挙げ、得点王には届かないながらもベストイレブンに輝く堂々たる活躍を見せます。
ようやく真価を発揮することとなりましたが、鹿島には残留せず、ドイツに移籍することを決断します。
ブンデスリーガでは3クラブ
1860ミュンヘン
大迫が最初に所属したのはブンデス2部の1860ミュンヘンでした。
名門クラブではありますが、2部からのスタートを大迫は選択します。
Jリーグシーズン後の移籍であったため、冬の加入でしたが15試合で6ゴール3アシストの活躍をします。
結局、チームは一部昇格を果たせませんでしたが、活躍を高く評価したケルンが大迫を獲得します。
ケルン
ケルンに移籍したことで個人昇格を果たした大迫ですが、ケルンでは適応に苦しみます。
器用がゆえにどこでもプレーできてしまっていたため、監督も大迫をサイドハーフで起用するなど、本来のフォワードでの出場機会を得ることができず、得点も伸びませんでした。
ブンデスリーガで真価を発揮したのは、モデストという相棒を得た3年目のシーズンであり、この年大迫は7ゴール6アシスト、モデストは15得点の記録を残します。
しかし翌年の2017シーズンは、モデストが移籍したこともありチームも低迷し、大迫もシーズン1得点という失意のシーズンを送ることになります。最終的にはケルンは最下位での二部降格となり、シーズン後にブレーメンに移籍しています。
ブレーメン
ブレーメンでは2018-2019シーズン、ここまで9試合で3得点を決めており、バイエルンからも得点を奪う活躍で、レギュラーとしてプレーしています。
妻はモデルの三輪麻未
大迫は2014年にモデルの三輪麻未さんとの結婚を発表しています。
3歳になる娘もおり、インスタグラムに大迫が活躍するスタジアムへユニフォームを着て訪れている写真もあげています。
View this post on Instagram
フードマイスターの資格も持っており、食生活の面でも大迫を支えており、ドイツ在住5年目となる2018年も引き続き夫を側で支えています。
まとめ
これからも日本代表のエースとして期待される大迫選手。
代表ではなかなか大迫を脅かす選手が台頭していない状況です。
アジアカップ2019では、初戦で2ゴールを挙げたのち、怪我の影響で3試合欠場したものの、スタメン復帰した準決勝でも2ゴール挙げるなど、得点ランキング2位の活躍で日本代表のFWでは代えの利かない選手であることを証明しました。
裏を返せば、FWの選手層が薄いことが露呈してしまった大会でした。
さらなるレベルアップのためにも、大迫のライバルとなるFWの台頭に期待したいですね!
コメント