クラブワールドカップ2018では、準決勝で開催国UAEのアルアインに敗れ、鹿島アントラーズと3位決定戦で対決することとなった南米王者。
それはアルゼンチンの人気クラブであるリーベルプレート。あるいはリバープレートと言った方がピンと来る方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
サッカーがあまり詳しくない人がみたときに、「リーベルプレート」・「リバープレー」を別々のチームだと認識されては困りますね。
今回はその違いを明らかにし、どっちが正式名称で、どっちが多く使われているのか調べてみました。
正式名称はリーベルプレートだった!
リーベルはスペイン語読み
リーベルプレートは、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに本拠地をおくクラブで、国内の人気をボカ・ジュニアーズ(ボカ・ジュニオール)と2分しています。
リーベルプレートのクラブ名は、ブエノスアイレスを流れるラ・プラタ川(Rio de la Plata)に由来します。
ラ・プラタ川の英語表記は「River Plate」となりますが、アルゼンチンでは「River」が「リーベル」とスペイン語読みされることから、リーベルが正解ということになります。
一方、「Plate」は英語読みすれば「プレート」、スペイン語読みすれば「プレー(ト)」であり、表記上は英語読みの「プレート」とされています。
これから分かるように、「リーベルプレート」はスペイン語と英語がミックスされた名称ということになります。
なぜ「リバープレート」とも呼ばれるようになったのか?
結論から言うと、過去にメディアが「リバープレート」と呼んで、そのように表記しているからなんですね。私もテレビで流れるリバープレートという名前を聞いて覚えました。
先ほど書いたように、「River Plate」はスペイン語読みと英語読みの混合で「リーベルプレート」と呼ぶのが正しいんですが、「River」の部分を英語読みすると「リバー」ですね。
大手メディア(日テレなど)がリバープレートと書くものだから、リバープレートという読み方が浸透していきました。
リーベルプレートとリバープレートの使用状況(独自調べ)
マスコミは?
クラブワールドカップの放映権を持つ日テレは、はっきりと間違った「リバープレート」と表記しています。
リバープレート派
- 日本テレビ
- NHK
- 朝日新聞
- 読売新聞
- 毎日新聞
サッカー専門誌は?
サッカー専門誌では、リーベルプレートとリバープレート、どちらが多く使用されているでしょうか。調べてみました。
リーベルプレート派
- サッカーダイジェスト
- Goal.com
- サッカーキング
- Football-ZONE
- Qoly
- Sportiva
- (Jリーグ公式)
リバープレート派
- ゲキサカ
【結果】
さすがサッカー専門誌ですね!
圧倒的に「リーベルプレート」派の方が多い結果となりました。
まとめ
River Plateと書いてあったら、馴染みのある英語で「リバープレート」としてしまいがちですが、正式名称は「リーベルプレート」ですので覚えておきましょう。
どちらも同じクラブのことを指していることが分かる人ならいいんですが、もしかして勘違いしてしまう人がいらっしゃるかもしれません。
読者にとって分かりやすいように、どちらかに統一したらいいのにと思うんですが、実現するにはハードルが大変そうですね。
>>リーベルプレートが鹿島を下してクラブワールドカップ2018で3位!
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