アジアカップ2019、決勝トーナメントのすべての組み合わせが決まり、グループFを1位で突破した日本の相手は、グループEを2位で通過したサウジアラビアとなりました。

グループリーグ最終節のウズベキスタン戦は、スタメンをなんと10人も入れ替えて、武藤嘉紀、塩谷司のゴールで逆転勝ちをしました。
レギュラー組にも劣らぬ、あるいはそれ以上の活躍をみせた選手がいた中で、大事な決勝トーナメント初戦は誰をスタメンで使ってくるのか。
特にボランチの青山敏弘、塩谷司、遠藤航、柴崎岳のうち、どういった組み合わせになるのか注目が集まります。
決勝T初戦・サウジアラビア戦のスタメン予想
まず、前回のウズベキスタン戦のスタメンを振り返ってみましょう。
GK:シュミット・ダニエル
DF:佐々木翔、槙野智章、三浦弦太、室屋成
MF:青山敏弘、塩谷司、乾貴士、北川航也、伊東純也
FW:武藤嘉紀
招集された23名のうち、腰痛のGK東口順昭を除き、22名の選手がアジアカップ2019に出場しました。これまでは、総力戦で勝ち抜くと言った森保監督の言葉通りですね。
このうち、ウズベキスタン戦でいいプレーを見せたのは、シュミット、室屋、青山、塩谷、伊東、武藤あたりでしょうか。詳しくは僕が独自につけた採点をご覧ください。
これらを踏まえて、サウジアラビア戦のスタメンを予想してみます!
GKは、シュミットが1点奪われたものの、後半終盤には197cmの高さを活かしたビッグセーブの活躍をみせたので非常に悩ましいところです。
権田も調子が悪いわけではありませんので、サウジアラビア戦はこれまでの実績と監督の信頼の厚い権田がスタメンと予想します。
DFは、右サイドの室屋がウズベキスタン戦で積極的な攻撃参加を見せ、1点目の武藤のゴールをアシストしました。日本にとっては新たな武器を得たと言ってもいいと思います。同じポジションの酒井宏樹はイエローカードを1枚もらっており、累積2枚になると次戦出場停止になります。
仮に酒井がもう1枚イエローカードをもらっても、室屋が控えているという安心感を得ることができたため、安心して酒井をスタメン起用できるのではないかと思います。
中央の2枚はもとの吉田、冨安コンビに入れ替えてくるでしょう。
左サイドは、やはり長友は欠かせないと思います。
MFでは、ボランチが非常に悩ましい。森保ジャパンのボランチといえば、遠藤と柴崎のコンビが基本でした。
1戦目は遠藤の体調不良により冨安が柴崎と組みましたが、2戦目は遠藤が復帰し、安定感のあるプレーを見せました。
3戦目は2人とも入れ替え、今大会初出場同士の青山と塩谷のボランチで、青山はキャプテンとして、塩谷は決勝ゴールを決め、勝利に導きました。
個人的な印象としては、青山・塩谷コンビは第2戦の遠藤・柴崎コンビより良かったと思います。塩谷は現在UAEのアル・アインに所属していますが、もともと青山とはサンフレッチェ広島で一緒にプレーしていました。そして森保監督も当時、広島で監督として青山・塩谷とともにリーグ優勝を3度経験しています。
青山・塩谷は森保監督のサッカーを一番良く知っている選手と言えます。
また、塩谷は現在は今大会の開催国であるUAEのクラブでプレーしているため、中東の選手への対応においては一日の長があります。
個人的には、サウジアラビア戦も青山・塩谷コンビをボランチに推したいと思います。
攻撃的MFはもとのレギュラー組に戻すと予想します。
左サイドは、乾が前半はよかったものの後半動きがよくなかったことから、原口をスタメンに。
右サイドの伊東はスピードを活かした積極性がよかったため、スタメン起用でもおかしくありません。が、堂安も積極的にシュートを放つなど調子は悪くないため、堂安がスタメンに復帰すると思います。試合での堂安のプレーを見ながら、伊東をスーパーサブ的に使っていくのではないでしょうか。
中央は、南野がスタメンに起用されると予想。第2戦のオマーン戦では何度も何度もシュートを放ちますが、ことごとくゴールに嫌われてしまいました。ただ、その積極性は北川よりも上であるため、サウジアラビア戦ではゴールを期待したいと思います。
FWは、武藤か大迫か。大迫の怪我の具合によると思いますが、直前練習に参加できていれば大迫がスタメン。大迫が復調できなければ武藤がスタメンといったところでしょうか。
サウジアラビア戦の予想スタメン一覧
GK | 12 権田修一(29) | サガン鳥栖 | シュミットから変更 |
DF | 5 長友佑都(32) | ガラタサライ | 佐々木から変更 |
22 吉田麻也(30) | サウサンプトン | 槙野から変更 | |
16 冨安健洋(20) | シント=トロイデン | 三浦から変更 | |
19 酒井宏樹(28) | マルセイユ | 室屋から変更 | |
MF | 18 塩谷司(30) | アル・アイン | ミドルシュートに期待 |
17 青山敏弘(32) | サンフレッチェ広島 | 塩谷とのコンビは◎ | |
8 原口元気(27) | ハノーファー | 乾から変更 | |
21 堂安律(20) | フローニンゲン | 伊東から変更 | |
9 南野拓実(23) | ザルツブルク | 北川から変更 | |
FW | 15 大迫勇也(28) | ブレーメン | 武藤から変更 |
サウジアラビア代表ってどんなチーム?

刺激を受けた選手の活躍に期待!
武藤に刺激を受けた大迫
スタメンを10人入れ替えて臨んだ前回のウズベキスタン戦では、武藤が待望のゴールを決めました。大迫の代わりとなる選手がいないと言われる中、ようやく武藤がチャンスをものにしました。
FWはやはりゴールを決めてなんぼ。武藤が決めたことで大迫にももっともっとゴールの意識が生まれたのではないでしょうか。
伊東に刺激を受けた堂安律
個人的にはウズベキスタン戦の影のMVPは伊東純也だと思っています。
50m5.8秒のスピードを活かして、縦に走る走る。そして積極的にシュートも撃つ。ゴールこそ奪えませんでしたが、伊東のこのスピードは今後も必ず日本の強力な武器になると確信しました。
堂安も、サウジアラビア戦はスタメンで起用されると予想しますが、内容次第では途中交代もあり得るでしょうし、勝ち進んだとしても伊東にスタメンを奪われる可能性もあると思います。
伊東の積極性に刺激を受けて、堂安のさらなる積極的な攻撃を期待したいですね!
日本vsサウジアラビアの日程
- 2019年1月21日(月)20:00(日本時間)キックオフ
- テレビ朝日系 19:50~
- NHK BS1 19:50~
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