シュミットのプレースタイル。初の海外移籍先はシント=トロイデン【動画あり】

シュミット・ダニエル GK

ゴールキーパーとして森保ジャパンに初選出され、2018.11.16のベネズエラ戦でフル出場を果たしたシュミット・ダニエル選手。

名前の通りルーツは海外にある選手で、最大の魅力はその日本人離れしたサイズでしょう。

197センチの身長は世界基準です。

プレミアリーグで活躍をする吉田が、先日のベネズエラ戦の後に日本代表の高さがようやく「世界標準」になったとシュミットを評価しています。

 

今回は、GKシュミット・ダニエルのプレースタイル、そして日本人GKとして4人目となる海外移籍などについてまとめてみました。

 

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シュミット・ダニエルのプロフィール

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シュミット・ダニエルの特徴は何と言っても、高い身長(197cm)で、日本代表の歴代GKの中では一番高く、2018年のJリーガーの中でも4番目(1位:畑中槙人<205cm、鳥取FW>、2位:シモヴィッチ<199cm、大宮FW>、3位:波多野豪<198cm、東京GK>)の高さを誇っています。

名 前 シュミット・ダニエル
出身地 アメリカ合衆国 イリノイ州
生年月日 1992年2月3日
身長/体重 197m/88kg
所属/背番号 シント=トロイデン(ベルギー)
ポジション GK
利き足 右足

 

シュミット・ダニエルのプレースタイル(GK)

体の大きさを活かしたハイボールの処理セービングに定評があります。

足元の技術も標準以上のものがあり、DFラインからのパスも怖がらずに味方に繋ぐプレーを選択することができます。

というのも、中学3年までは守備的ミッドフィルダーのボジションの選手であったため、若年層で身につけるべきボールコントロールが高いレベルで備わっているためです。

 

本格的なGKに転身したのが高校からと遅かったため、荒削りなところが残っています。

キャッチングやセービングの技術だけをとれば、同じ日本代表の東口、権田、中村とは勝負にならないでしょう。所属する仙台でも絶対的な存在ではなく、第19節までレギュラーを獲得できていませんでした。

にも関わらず、日本代表に選出されていることから森保監督はシュミットの高さに相当期待しているものと思われます。

27歳という年齢からもゴールキーパーとしてはこれからの選手でしょう。

 

【シュミット・ダニエルのセーブ3分動画】(Pink Tsui様に感謝)

シュミット・ダニエルの経歴

アメリカ人の父親日本人の母親の下に生まれたハーフです。アメリカで生まれましたが、2歳のときに仙台市に移っており、サッカーを始めたのは小学2年生のときです。

そのため、サッカーは一貫して日本でプレーしています。

 

中学、高校は東北学院高校でプレーし、本格的にGKに転身したのは高校からです。

GKとしてプレーして2年足らずで高校卒業時に仙台からの獲得オファーを受けますが、試合での出場経験を重視しして、中央大学への進学を選択します。

1年時から3年連続で川崎フロンターレの強化指定選手に選ばれていましたが、大学でレギュラーを獲得したのは大学4年からと期待していた出場機会を得ることはできませんでした。それでも仙台は大学卒業時に獲得オファーを出し、シュミットは2014年に仙台への入団を決意します。

仙台入団後は出場機会を掴むことができませんでしたが、レンタル移籍で経験を積みます。

2015年はロアッソ熊本の守護神として活躍し、チームの躍進に貢献します。また2016年は松本山雅でプレーしレギュラーとして活躍します。

2つのJ2チームでの活躍を経て、2017年から満を持して仙台に復帰します。

仙台復帰1年目の2017年シーズンは20試合に出場しますが、安定感のないプレーで守護神の座を確固たるものとできませんでした。

2018年シーズンも開幕スタメンは果たせませんでしたが、日本代表への選出を契機として仙台のレギュラーを獲得しています。

 

シュミットの海外移籍はGKとして4人目

海外移籍については、日本代表後のインタビューで「今すぐにも行きたい」と強い思いを語っていました。

それから約8か月後の2019年7月1日に、ベルギーのシント=トロイデンVVがシュミット・ダニエルの完全移籍についてクラブ間で合意に達したと発表しました。

 

日本人GKの海外移籍は、川口能活、川島永嗣、権田修一に次いで4人目となります。

GKというポジションは、1人しか出場できない上に、一度レギュラーとして固定化すると、サブにはなかなか出番が回ってきません。

GKとしての感性を鈍らせないためには、試合に出てなんぼですので、シュミットの目標はまずシント=トロイデンでレギュラーの座を掴むことです。

現在、シント=トロイデンの正GKは、30歳のケニー・ステッペ選手ですが、若手GKもいるなかで、シュミットがどこまで正GK争いに食い込めるかが見ものですね。

 

憧れの選手はマンチェスターシティのエデルソンということで、彼のような低い正確な弾道のキックを蹴れるようになりたいと語っています。

 

日本代表の「高さ」

11月のベネズエラ戦で吉田が日本代表のDFラインの高さがようやく「世界標準になった」とインタビューで答えていますが、これはどのような意図があるのでしょうか。

少し調べてみました。

 

この試合のDFラインの平均身長は191センチでした。(吉田189、富安188、シュミット197)

ロシアワールドカップのレギュラーの平均身長は185センチ(吉田189、昌子182、川島185)でしたので、吉田の言葉通りかなりサイズアップしています。

 

では世界の強豪はどのような構成かいうと、

ロシアワールドカップで日本が敗れたベルギーが平均192センチです。(クルトワ199、アンデルワイレルト187、コンパニ193、フェルトンゲン189)

優勝したフランスが平均187センチ(ロリス188、ヴァラン191、ユムティティ182)、準優勝のクロアチアが平均188センチ(スバシッチ191、ロブレン188、ストリニッチ186)であったため、日本代表のサイズが小さいことがわかります。

 

これを見ると日本のディフェンスラインの高さが世界的に足りていなかったという吉田の言葉に信憑性があります。シュミットがもたらす日本の高さは世界で戦う上でも重要な戦力となるでしょう。

 

シュミットの日本代表での位置づけ

森保ジャパンにおいては、川島永嗣、権田修一、シュミットが正GK争いをすると思われます。もっとも、中村航輔やもっと若手の大迫敬介らにもまだチャンスはあります。

 

森保監督もシュミットは初代表招集から継続して招集しており、現時点では権田より期待値が高いのかもしれません。

 

ただ、シント=トロイデンへの移籍が吉と出るのか、凶と出るのか。所属クラブで試合に出場できなければ、日本代表にも呼ばれなくなる可能性は十分にあります。

その点、シュミットは今回の海外移籍がサッカー人生で最後のチャンスで、より成長するために「安定」を捨てたことは、相当な覚悟を持って移籍をしていると思います。

 

その信念のもと海外で活躍できれば、日本代表の正GKへの道は近いんじゃないでしょうか。

 

まとめ

まだまだ荒削りなイメージのあるキーパーですが、潜在能力は郡を抜いています。

新天地のシント=トロイデンでも、セービング技術やキック技術に磨きをかけて、いち早くレギュラーポジションをゲットしてほしいですね。

 

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