瀬戸内高校は、広島県勢として10年ぶりのベスト4進出。
10年前の第87回大会(2008年度)では、広島皆実高が初優勝を飾っています。
また、初出場校としては9年ぶり。
9年前の第88回大会(2009年度)では、山梨学院大付(現:山梨学院)が初出場初優勝という快挙を成し遂げています。
こうしてみると、なんとなく瀬戸内高校にも「優勝」という2文字が見えてくるような気がしますね。初出場初優勝すると、首都圏開催以降3校目の快挙になるんですけどね。

ただ相手は昨年度の準優勝校・流通経済大柏(千葉)ですので、一筋縄にはいかないでしょう。
それでは、ベスト4まで進んでいる瀬戸内高校サッカー部の選手を見てみましょう。
瀬戸内高校の注目選手は?
瀬戸内高校のサッカーの基本フォーメンションは、4-3-3です。
その特徴は、ボールポゼッションを重視してしっかりとパスをつないでいくスタイルです。
このポゼッションスタイルのキーマンとなるのが、
キャプテンのMF佐々木達也(3年)、
同じく3年のMF吉田寛太(3年)
そして、1ボランチのMF田辺利樹(2年)
この3人です。
シャドーストライカーとしての役割を担う佐々木と吉田、そして中盤の底に構える田辺の3人が作るトライアングルを軸に、豊富な運動量で試合終盤になっても競り負けない強さでベスト4まで勝ち上がってきました。
2年生の主力は田辺の他にも、
センターフォワードの中川歩夢、
右サイドバックの松崎聖人、
左サイドバックの篤快青、
ゴールキーパーの井上大也
と実に5人も2年生がレギュラーとして活躍しているフレッシュなチームなんです。
流通経済大柏との準決勝で注目すべき選手は、
- MF10番・佐々木達也(3年)
- MF17番・吉田寛太(3年)
- FW20番・中川歩夢(2年)
FW中川は、初戦(2回戦)の東京都市大塩尻(長野)戦で1ゴール、3回戦の岡山学芸館(岡山)戦で2ゴールを決めています。ベスト4までで3ゴールは5位タイですが、上位4人はすでに敗退した高校の選手なので、あと最大2試合戦えるチャンスのある中川にとっては得点王も見えてきます。
藤井奨也(立正大淞南高)
大竹悠聖(大津高)
3位:4得点
晴山岬(帝京長岡高)
永田一真(岡山学芸館高)
5位:3得点
中川歩夢(瀬戸内高)
山内陸(旭川実高)
MF吉田は、準々決勝で値千金のゴールを決め、結局これが決勝点となりベスト4へ進んだ立役者となります。
FW佐々木は、開会式で選手宣誓という大仕事をやってのけました。プレーでも切れ味鋭いドリブルを武器としています。
瀬戸内高校サッカー部登録選手の一覧
ポジション別に、瀬戸内高校サッカー部で、本大会に登録されているメンバー30名の一覧をご覧ください。
GK(3人)
1 藤元 瑞樹(ふじもと みずき)
21 井上 大也(いのうえ だいや)
12 長谷川 智貴(はせがわ ともき)
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DF(11人)
2 松崎 正人(まつざか まさと)
3 児玉 絢(こだま じゅん)
4 下田 倫也(しもだ ともや)
5 篤 快青(あつし かいせい)
6 大西 健太(おおにし けんた)
14 宮内 勇太(みやうち ゆうた)
23 渋谷 周広(しぶたに しゅうこう)
26 森島 弘貴(もりしま こうき)
27 上 塑世(うえ さくよ)
29 川本 竜聖(かわもと りゅうせい)
30 牧田 昂介(まきた こうすけ)
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MF(10人)
7 宮本 大貴(みやもと だいき)
10 佐々木 達也(ささき たつや)
11 田辺 利樹(たなべ りき)
13 石橋 颯(いしばし はやて)
15 馬場 敦揮(ばば あつき)
16 斎藤 大翔(さいとう ひろと)
17 吉田 寛太(よしだ かんた)
18 伊藤 朋樹(いとう ともき)
22 岩田 源己(いわた げんき)
28 小菅生 大智(こすごう だいち)
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FW(6人)
8 加藤 竜太(かとう りゅうた)
9 川岸 怜央(かわぎし れお)
19 山下 晴生(やました はるき)
20 中川 歩夢(なかがわ あゆむ)
24 川本 海斗(かわもと かいと)
25 足立 巧真(あだち たくま)
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まとめ
第97回大会でベスト4まで勝ち上がっている高校の中で唯一の初出場校・瀬戸内高校には大きな注目が集まります。
鹿島アントラーズで活躍する安部裕葵選手は、東京都出身なのにこの瀬戸内高校に入っている面白い経歴を持っています。詳しくは以下の記事も併せてお読みください。

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