サッカーの試合時間って何分?アディショナルタイム最長19分事件とは?

ルール

サッカーの試合時間は、年代によっても異なりますが、我々がテレビや会場で観戦するJリーグや日本代表などの試合は、前半45分、後半45分の合計90分で行われます。

 

しかし、アディショナルタイムを含めると厳密には90分ではありません。

 

サッカー観戦初心者の方からすると、アディショナルタイムは誰が決めているのか、どのくらいの時間なのか、またそもそもなぜアディショナルタイムが存在するのかと疑問に思う方もいらっしゃると思います。

 

ここでは、サッカーの試合時間が90分に定められた経緯や、アディショナルタイムについて詳しくご紹介したいと思います。

 

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サッカーの試合時間が90分なのはなぜ?

 

そもそもなぜサッカーの試合時間は90分なのでしょうか?

サッカーはイギリスで1800年代に生まれたスポーツですが、初めて試合時間が明記されたのは1866年に行われた試合の「競技は午後3時に開始して、午後4時半に終わる」という取り決めだと言われています。

しかし、この時にはまだ前半、後半という考え方はなく、ハーフタイムなしで90分間サッカーを続けていたようです。

 

試合時間とハーフタイムが競技規則に正式に明記されたのは1897年です。

この時、FA(イングランドサッカー協会)のルールに「競技時間は双方が別に協定した場合のほか、90分とする。ハーフタイムにおける休憩はレフェリーの承認がある場合を除き、5分を超えてはならない」と明記されました。

 

現在は「ハーフタイムのインターバルは15分を超えてはならない」となっており、Jリーグや日本代表の試合、海外の試合でもインターバルは15分とされています。

 

なお育成カテゴリーでは試合時間が異なっており、日本では大抵以下の試合時間となっています。

小学生・・・40分(前半20分、後半20分)

中学生・・・60分(前半30分、後半30分)

高校生・・・80分(前半40分、後半40分)

高校生以上・・・90分(前半45分、後半45分)

 

アディショナルタイムとは?

サッカーはバスケットと同じく、試合時間が決まっているスポーツです。

しかし、サッカーとバスケットでは試合中の時計の止め方に違いがあります。

 

バスケットはプレーが止まると時計も止まりますが、サッカーの試合では時計が進み続けます

試合中に時計が止まらないということは、選手交代の時間や、コーナーキック、フリーキックの時間など、試合が動いていない時にも試合時間は経過し続けているということになります。

この時間を本来プレーすべき時間であったものとして合計してカウントし、45分の終了後も試合を続けるのです。

つまり、プレーが1度も止まっていなければアディショナルタイムは0分となります。

 

アディショナルタイムは誰が決める?

アディショナルタイムを決めることができるのは主審のみです。

 

ではどのように決めているのかというと、実は明確な基準はなく、主審の裁量となります。

大抵の主審は時計を2つ持っており、一方の時計は止めずに進め、もう一方の時計はプレーが止まるごとに止めています。この時間の差異からアディショナルタイムを決めていることが多いようです。

アディショナルタイムは大抵1分~5分が通常です。5分以上となると、試合中に負傷者の治療時間が存在していたか、なにかのアクシデントがあったと考えられます。

 

アディショナルタイム?ロスタイム?

日本ではアディショナルタイムとロスタイムの両方の言葉が使われますが、どちらも同じ意味です。

世界的に使われているのはアディショナルタイムで、ロスタイムは日本だけで使っていた言葉ということなので、現在のJリーグ中継ではアディショナルタイムという表現をすることが一般的です。

 

アディショナルタイム最長19分事件とは?

長いアディショナルタイムで話題になったのは、2018年に行われた清水エスパルス対ヴィッセル神戸です。この試合の後半アディショナルタイムはなんと19分でした。

サッカー経験者の感覚からすると、これは異常に長いアディショナルタイムと言えます。

 

元々、この試合で提示されたアディショナルタイムは4分でした。

競技規則上は4分のアディショナルタイムを取る場合は、4分0秒から4分59秒までをアディショナルタイムとしてカウントできます。

しかし、この試合ではアディショナルタイムに入ってから選手の負傷退場があり、主審はその治療時間をアディショナルタイムに加算するという判断をしました。

 

この判断が誤っていました。すでに90分を経過していたため、治療時間はアディショナルタイムとして追加すべきではなかったのです。

その判断を主審が誤ってしまっていたため、アディショナルタイムに入ってからもプレー中断があるたびに時計を止め、アディショナルタイムに加算していたため、結果的にアディショナルタイムが19分を経過したところで試合が終わることになりました。

悪いことに、この19分のアディショナルタイムの間に2-3で負けていた清水エスパルスが同点に追いついてしまい、さらにヴィッセル神戸には世界的スターであるイニエスタが出場していたことから世界中から注目のニュースとなってしまいました。

Jリーグは主審と審判団に誤りがあったことを認め、正式に謝罪の声明を出すに至っています。

主審はJ1リーグから担当を外され、2019年はJ2リーグが担当カテゴリーとなりました。

 

当時の試合の検証はジャッジリプレイで特集されていますので、YouTubeのリンクを紹介します。

アディショナルタイムの考え方も詳しく説明しています。

 

清水vs神戸 なぜ後半アディショナルタイムは18分を超えたのか?原博実&上川徹がJリーグの気になるジャッジを徹底解説!【Jリーグジャッジ「リプレイ」#10】

YouTube

 

まとめ

今回はサッカーの試合時間のルーツと、アディショナルタイムについて紹介しました。

アディショナルタイムで劇的な決勝点が決まることもあり、ドラマを生む時間でもあります。

アディショナルタイムがどれくらいになるのかを予想しながら、試合を見るのも楽しいのではないでしょうか。

 

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