サッカー専用スタジアムが日本各地で次々完成。今後の建設計画は?

クラブチーム

サッカー専用スタジアムと言えば、陸上トラックがなく、ピッチと観客席の距離が近いため、臨場感があり、サポーターからの人気が大変高いスタジアムとなります。

 

Jリーグ創設前はサッカー専用スタジアムという考え自体がなく、基本的に日本にある競技場は陸上トラックが併設されているものがスタンダードでした。

 

しかし、Jリーグ開幕から26年が立ち、珍しかったサッカー専用スタジアムも徐々に増えてきており、新たな建設計画を発表しているクラブもあります。

 

また、2020年以降はサッカー専用スタジアム以外で日本代表の試合は開催しないことが発表されており、集客力がある日本代表を呼ぶために、各自治体がこれまで以上にサッカー専用スタジアム建設に向けて加速していく可能性もあります。

 

日本にあるサッカー専用スタジアムと使用するクラブ新スタジアム建設の契機となったパナソニックスタジアム、そして今後の建設計画についてまとめました。

 

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日本のサッカー専用スタジアムはどこのクラブが使用?

 

日本では現在、J1、J2に限定すると、40クラブ中16クラブがサッカー専用スタジアムをホームスタジアムとして使用しています。

ホームスタジアム ホームチーム 開場年度
ニッパツ三ツ沢球技場 横浜FC 1955
NACK5スタジアム大宮 大宮アルディージャ 1960
ヤマハスタジアム ジュビロ磐田 1978
三協フロンテア柏スタジアム 柏レイソル 1985
長井球技場(改修中) セレッソ大阪 1987
IAIスタジアム日本平 清水エスパルス 1991
県立カシマサッカースタジアム 鹿島アントラーズ 1993
栃木県グリーンスタジアム 栃木SC 1993
レベルファイブスタジアム アビスパ福岡 1995
駅前不動産スタジアム サガン鳥栖 1996
ユアテックスタジアム仙台 ベガルタ仙台 1997
埼玉スタジアム2002 浦和レッズ 2001
サンプロ アルウィン 松本山雅FC 2001
豊田スタジアム 名古屋グランパス 2001
ノエビアスタジアム神戸 ヴィッセル神戸 2001
フクダ電子アリーナ ジェフユナイテッド千葉 2005
パナソニックスタジアム吹田 ガンバ大阪 2015

 

開場年度を見比べてみると、やはりJリーグ開幕前後の1993年、そして日韓ワールドカップ開催前後の2002年頃に作られているスタジアムが多いことがわかりますね。

 

転機となったパナソニックスタジアム

2015年にガンバ大阪はサッカー専用スタジアムとして、パナソニックスタジアムを建設しました。

 

2002年以降の約10年間で新たに作られたサッカー専用スタジアムはフクダ電子アリーナしかなかった中、久しぶりの新スタジアム建設となり大きな話題となりましたが、このスタジアムは様々な意味で画期的でした。

 

まず建設費ですが、総額140億円でした。

ノエビアスタジアム神戸が約230億円
豊田スタジアムが約340億円
埼玉スタジアムが約350億円
であったことを考えると、スタジアムの建設費としては、非常に安価であったと言えます。

 

また、この金額のほとんどは寄付で賄われていることも特徴で、
法人からの寄付金が約99億円
個人からの寄付金が約6億円
助成金が約35億円
という内訳で建設されています。

 

次にスタジアムのデザインですが、イングランドのサッカースタジアムを参考にしたと言われており、非常にサッカーを快適に観戦できる環境となっています。

また、あえて曲線をほとんど使わないデザインとすることで工事費を抑えることにも成功しています。

 

このパナソニックスタジアムの建設事例によって、これまでスタジアム建設に逡巡していた各クラブも新スタジアム建設に前向きな姿勢を示し始めました。

 

サッカー専用スタジアムの今後の建設計画

建設現場

現在、建設中のスタジアムは、京都サンガ新スタジアムです。

先日、京セラが命名権を取得したことが発表され、スタジアムの名称が「サンガスタジアム by Kyocera」となることが判明しました。

開場予定では2020年の春のため、来シーズンから京都サンガはこの新スタジアムを使用することになります。

 

また建設が決まっているのは、Vファーレン長崎の新スタジアム(2023年完成予定)です。

建設を検討しているのがヴァンフォーレ甲府の新スタジアム
サンフレッチェ広島の新スタジアム
FC東京の新スタジアム(代々木)となります。

 

サッカー専用スタジアム建設の障壁は自治体の反対!

多額の費用

サンフレッチェ広島は長らく新スタジアムの建設構想が立ち上がっていましたが、実現させることができていません。

その大きな理由の1つが自治体からの反対です。

 

スタジアムについては、基本的に公共施設として自治体の持ち物となりますが、安易に建設をしてしまうと、メンテナンスや維持費で多額の資金が必要となります。

その結果、自治体は多額の税金を投入する必要に迫られてしまうことを恐れているのです。

 

野球であれば、年間130試合が行われるため、半分がアウェーゲームとして考えても60試合近くが開催されるため、スタジアム収入が非常に安定します。

しかしサッカーはシーズンでも34試合のため、サッカー専用スタジアムとしてしまうとホームゲームで使用するのは年間17日となります。それ以外の日について、どのように収入を確保するのかというのが大きな課題となるんですね。

 

まとめ

長らく新たなサッカー専用スタジアムは建設されてきませんでしたが、パナソニックスタジアムを契機として、新スタジアム建設の機運が高まっています。

やはりサッカーを観戦するのであれば、サッカー専用スタジアムは理想のため、これからも新たなスタジアムが建設されることを期待したいですね。

 

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